2008.11.15−16 上州武尊山

【コース】11/15:湯檜曽−(TAXI)−上ノ原山の家−名倉沢−手小屋沢避難小屋
 11/16:避難小屋−(沖)武尊山−川場剣が峰−前武尊山−OGNA武尊スキー場
     −川場野営場−(TAXI)−沼田
【メンバ】M24、K◇、KN、和名倉山の住人(記)
【天気】11/15:晴れのち曇り、11/16:雨
【報告】
23年振りの上州武尊に行った。
初日は手小屋沢避難小屋までの3時間。出発が遅く8時半に秋葉原を出て、湯檜曽に11:45着。
土合と同じトンネルの駅だが、階段が無く、水平通路を歩いて改札に出られる。丁度11月はバスが
無いため、予約しておいたTAXIで登山口へ。TAXIの運転手の話しでは、殆どの登山者は、裏見の滝
の方から入るとの事だったが、我々は上ノ原山の家の先から歩いた。唐松林の横を抜け、未舗装の
林道に出ると、草刈りをしている人がいて、その横を過ぎて暫く林道を進むと徐々に名倉沢に沿うよう
になり、ここからは、ずっと沢沿いに進む事になる。

2万5千図は、例によって違っていて、エアリア通りに宝台樹尾根に上がってから左に折れる。
小ピークを2つ、3つ越えて鞍部へ下ると、左下にドラム缶を半分にしたような避難小屋が見えた。
小屋までは、物凄い急坂で慎重に下る。小屋の先の水場は、ちょろちょろと流れている程度で、
食器で汲んだ。小屋は床面が船底型に反っているので、真ん中で煮炊きをして、寝る時は、足を
中心に向けて、4人が互い違いになって寝た。なぜ床面を平らにしなかったのだろう。また天井の
ボルトから水滴が落ちて来たり、壁面が結露で濡れて、とても快適とは言えない。


ここから先は、電池切れでログ無し。

日曜は天気予報は雨で、最初から雨なら空身で往復しようかと言っていたが、出発時は霧雨
も止みがちだったので、ザックを担いで出発した。しかし、すぐに雨が降り出し、雪ならまだまし
だったが、冷たい雨では、雨と汗と笹の葉で、ぐしょぐしょになりながら登る。今回は今年初の
雪山のつもりで、アイゼン、ピッケルの重装備だったが、全く雪が無い。どろどろの道を登り、
途中の1枚岩の手前で、残雪が現れた。この岩場は、梯子で中間のバンドまで上がり、そこ
から鎖を頼りに、中央のV字クラックに足を乗せて越えた。
この先も何箇所か鎖場、岩場が現れ、手が冷たくなりながら登った。ガスっていたので、先が
見えず、偽ピークを3つ程越えて、やっとの事で武尊山頂に着いた。
ここから中の岳までは、登山道脇に池があるが、1つが雪に埋まっていたので、その上を歩いて
しまったら、氷が割れて、ヒザまで水に浸ってしまい、もうヤケクソで靴の中で金魚が泳いだ状態
で歩くはめになった。
川場剣が峰の迫力ある岩峰の基部を右から巻いて鞍部から今度は左を巻いて、剣が峰をかわす。
11時少し前に前武尊到着。山頂には、日本武尊の銅像があり、ここで沼田のTAXIを呼ぶ。下り
2時間半で13時半に川場野営場に来てもらうよう予約。
前武尊からは、不動岳側は、雨に濡れた鎖場が厳しそうなので、OGNA武尊スキー場側に下り
左下にペアリフトが見えた先で右に折れ、川場野営場への登山道を下る。こちらのコースは、
ロープの付いた岩場が少しあるだけで、不動岳コースに比べ比較的安全に下れる。13時頃に
川場野営場の駐車場に着く。TAXIは13時半丁度にやってきた。帰りは健康ランドで風呂に入り
食事をして帰った。風呂500円(2時間以内)、生姜焼き定食1080円。(和名倉山の住人)

写真は、部員ページにて→こちら

<各自の感想>

残念ながら雪がほとんどありませんでしたが、雪山のシーズンに向けて装備の確認が出来て良かったです。今度武尊山
に行くときは、点線ルートに行ってみようと思います。(M24)

魔法の米袋 フルーチェ 新鮮でした。アイゼンの出番はなかったが、ピッケルは大活躍。
お天気はイマイチでしたが、晩秋の武尊を楽しめました。ありがとうございました。(KN)

あいにくの天気の中での(微)雪山山行となってしまいましたが、夕飯前のザイルワーク講習会が
面白かったです。一辺に幾つも習ったので、少し後半 頭がパンクしてしまいましたが、インクノット、
エイトノット、プルージック、簡易ハーネス... いろいろ勉強になりました。
とは言え、やはり実践を通じて初めて身についていくものと思いますので、またどこかで実践山行、
お願いします。(K◇)