2008.12.6 荒船山(忘年山行1日目)

艫岩の大岩壁

 今年も12月1週に、「まほーばの森」で実施。参加14名。
shrimpさんが、白馬から遠路参加してくださった。

【日 程】2008.12.6(土)
【コース】内山峠−荒船山(艫岩展望台)−内山峠(往復)
【天 気】快晴(風強く、体感温度は非常に寒い)
【報 告】
 豊田と拝島に集合して車3台で出発。高坂SAで3台合流。
下仁田ICからR254で内山峠へ。峠へは、一旦、内山トンネルで長野県側に出て、旧道を戻り
内山峠Pへ。既に、shrimpさんは到着していた。

 峠は風も強く非常に寒い。身支度を整え出発。途中、崩壊地と橋が崩れかけているとの事で、
登山口に張り紙があったが、先行者も入っているようなので、とりあえず行ける所まで行ってみる
つもりで、出発した。

 少し進むと、右手が崩壊していて、登山道は、左の尾根を急登している。これを登ると、また巻き
道が続き、岩壁の下に出ると、右手からこれを廻り込み、なおも先へ進む。警告のあった橋は、
新たに架け替えられて、まだ新しい材木の香りがしていた。

 この先が、岩に流れた水が凍り付き、いやらしい箇所が連続した。これを慎重に越えると、目の
前に艫岩の100mはあろうかと思われる大岩壁が飛び込んでくる。丁度航空母艦のような荒船山
のへさきにあたる岩壁だ。

 右手の谷間から標高差100m以上を登り切ると、急に平坦になり、荒船山の山頂に辿り着いた。
艫岩展望台からは、西上州北側の山々が望めるが、足元は下が見えない絶壁で、とても近寄れ
ない。

 避難小屋で、コーヒーを沸かして温まってから下山。帰りは、凍り付いた岩場を過ぎたら、ペース
も速くなり、あっという間に駐車場へ帰って来た。下仁田のAコープで買出しをして、まほーばの森
へ。鍋の準備をしている間に、後発のaZさんも到着。M24君特製のたこ焼きも出来上がり、楽しい
忘年会がスタートした。

2008.12.7 二子山西岳(上級コース)忘年山行2日目


左:西岳、右:東岳、中央の窓は、股峠

【日 程】2008.12.7(日)
【コース】民宿登人−股峠−二子山西岳(直登ルート)−ローソク岩分岐−R299
【天 気】無風快晴(前日と打って変わって暖かい)
【報 告】
 朝は、鍋の残りで作った、うどんと餅入り雑煮。8時少し前には出発。遠路帰られるshrimpさんと
別れて、R299を二子山へ。民宿登人の先の林道に車を停めるが、今日はクライマーが多く、たくさん
車が停まっている。

 股峠までは、急登が続き、右の樹林の間に東岳の岩峰が見え始めると、股峠に着く。ここで、小休
止。西岳の南面の岩場は、20人位が岩登りをされているとの事。そちらはクライマーの世界。一方、
一般登山者の我々は、西岳の一般路2コースのうちの上級(直登)コースを登る。
 登り口の木には、某山岳会?が付けた鎖は、全て撤去したとの張り紙あり。10年ほど前に来た時も、
鎖は無かったので、無くても登れる。逆に鎖を付けると、事故があった時の責任問題にもなりかねない
との事で、はずしたらしい。

 岩の基部から、最初の取り付きは、右手へ斜上するが、ここには、ザイルが設置してあった。上り
始めなので緊張するが、これを越えると、その先は、ほぼ垂直な登りが続く。こちらは、高度感はある
ものの、手掛り、スタンスもたくさんあり、選んで、手足を置けば、それ程難しい訳ではない。先頭の
Yさんの的確なルートファインディングで、皆その後を辿る。振り返ると背中側には、昨年登った東岳が
聳えている。さらにグングン登ると、東岳が下に見え、垂直な壁も終わり、緩やかになると、西岳山頂
に辿り着いた。

 昨日と違って無風快晴。昨日ほど寒くは無い。360度どちらを見ても、山また山。西上州の山深さを
実感する。春に登った両神、天理岳が目の前に広がり、西には叶山の石灰岩採掘場、北には、オドケ
山の三角と、東西2つの御荷鉾山。しばらく展望を楽しみ、行動食を食べてから下山。

 下山といっても、暫くは岩場歩きが続く。左右が切れたナイフリッジのような山頂を西に向かい、小刻
みなアップダウンを繰り返す。西端の峰から左下へ、鎖場で下り、樹林帯に入ると少しで、伐採地に出
る。振り返ると、西岳の岩の屏風のような山頂が連なって見える。

 しばらく休んで、二子山に別れを告げたら、R299までは尾根通しに下り、R299を少し戻り、車を停めた
所まで戻ってきた。帰りは、R299を秩父まで戻り、荒川を渡る手前で、皆野方面へ。410円の皆野バイ
パスで山を3つばかりトンネルでくぐり、R140と合流して花園IC手前の道の駅で買出しして帰った。