2009.4.4−5 上越タカマタギ

【日 程】2009.4.4−5
【メンバ】CL.Yuki、M24、渓、Liv7、BBR、和名倉山の住人
【コース】JR土樽駅−毛渡沢−尾根取付き−鉄塔−1040m△−棒立山1420m−タカマタギ1529m
【天 気】4/4:曇りのち夜は雨、4/5:上は雪、下山後晴れ
 休日の高速が1,000円均一になったが、渋滞が心配なので電車で行く事にする。2月の雪洞の時は、トンネル手前の水上までだったが、今回はトンネルを越えて土樽へ。湯檜曽までは、雪が無かったが、国境の長いトンネルを越えたら、雪国だった。10時過ぎに土樽到着。高速の下、駅前の階段を下りるが、雪が積もって滑りやすい。車道へ出たら左へ6,7分で毛渡沢の橋を渡る。左岸を辿り、高速と上越線をくぐった先で、平標新道が左に曲がるカーブから右手の雪の上に上がる。

 もぐらないように、踏み跡の上を辿って右へ。幾つか小川を渡り、右手に水路のマスのある所から左の尾根に取り付くが、昨年より確実に雪が少なく、ドロドロの斜面を木に掴まりながら登る。尾根に出ても、藪っぽく、鉄塔の所で小休止。この先も、少しの雪と藪の道が続く。樹林帯の急登をしばし登ると1040mの小ピークに辿り着く。昨年もこの先の鞍部手前に幕営したが、今年も、同じ所に張る事にした。

 6人なのでテントは2張り(マキシム+GORE LIGHT)、雪を均して設営。ペグは竹ペグにした。
 夕飯は、薄味で野菜たっぷりの土曜日のタマネギならぬポトフ。翌朝は、餅入りトン汁。

 朝起きた時は雨も降っていなかったが、出発する時には霧雨のような天気だった。70歳を過ぎて自重されているという渓さんと、風邪で体調不良のM24さんにテントキーパをお願いして4人で出発。棒立までは、とにかく樹林帯の急登が続く。天気も雨からみぞれのような氷の粒に変わり、顔に当たって痛いので目出帽で防備。

 棒立の手前(北面)は、岩っぽい様で雪が割れて2m近く穴が開き、岩が見えている。穴に落ちないように気をつけて山頂の少し先に上がる。ここからも左の雪庇は亀裂が入って崩落の危険もあるので、なるべく右側を歩く。タカマタギの手前は、雪も硬くなっていて、踏み跡を外して少し柔らかい所をキックステップで登る。これを登るとタカマタギの北峰に出て、ここでアイゼンを装着。ここは北西にも尾根が分かれているので、今来た方(北東)に赤布を付ける。ここから残り30m位を登るとタカマタギ山頂だが、今日はガスって全く展望がきかない。
 長居は無用と、サクサク下山開始。10時前に天場へ戻った。コーヒーを飲んで温まったらテント撤収して、6人で下山。帰りは鉄塔から右手に巡視路が下りているので、これを辿り、雪原に出ると、他にも踏み跡があり、もう1本南側の尾根も登られているようだ。樹林帯を抜けると、昨日来た道に出て、ここに赤布を付ける。帰りは、12時過ぎの電車で水上へ。水上で途中下車してふれあい交流館で温泉に入って、駅前のラーメンきむらで食事をしてから帰京した。

左:1040m先の天場                  右:タカマタギ山頂

4/4:赤、4/5:黄
往きは、尾根の末端から取り付いたが藪だったので、帰りは、鉄塔の巡視路を下り谷間に下りた。(黄色)