2009.7.10(夜)−11 カモシカ山行

【コース】奥多摩駅22:30−石尾根−七つ石山−雲取山−鴨沢13:30 15時間お疲れ様
【メンバー】CL:pitagon(記)、和名倉山の住人、セスン、yosh、BBR、Liv7、AKIE
【報 告】
今年も雲取山までカモシカ山行を計画し、7名の参加がありました。多謝!
しかも、今年は"濃く"山頂到達の目標を掲げメンバー募集をしました。さて、どうなったのでしょうか・・・。

去年と同じ22:04奥多摩着の電車で集まる勇者たち・・・(怖いもの知らず?)
先に到着していたセスンさんと合流し、準備運動、自己紹介をして歩き出す。
yoshさんはハイテク機器で、この山行に挑んだ模様(sunto社の万歩計やら心拍計付きの時計。筋肉裁断スパッツ)天気は雲が多いものの月も出ている。雨は降らなさそうだ。ちょうどよい気温の中を登山口まで歩き、23時頃熊出没注意の看板のあるいつもの登山口に到着。月は気まぐれに雲から姿を現したり隠れたりしている。
山道に入っていくと私たちの照らすライトに反応しているのかあちこちに蛍が飛んでいた。
映画『蛍の墓』のモノマネをして眠気を紛らわす。姿は見えなかったが六ツ石(六ツ石分岐01:53着)の辺りで、ガサガサと動物の動く音がした。夜はそういう緊張もある。この辺りから眠気防止に7人で尻取りが始まる。
AKIEさんが居眠りから躓いたことが1回あったが、他は順調に歩き、4:12鷹ノ巣の避難小屋へ到着。
和名倉さんとAKIEさんは水場へ水汲みへ。Yoshさん、セスンさん、BBRさん、pitagonも続くが途中和名倉さんたちとはぐれ、
道も不明瞭だったので避難小屋まで戻ってくる。(避難小屋はこの日宿泊者なし。トイレ2つあり)
小屋の裏では鹿が威嚇しているのかずっとギューン、ピーーと鳴いていた。この時Liv7さんは眠気ピークだったよう。
避難小屋手前からぽつぽつと雨がおちてきていたのだが、いよいよ強めの霧雨が降り出し、小屋を出発してすぐに全員雨具を装着する。しかし、雨の山行の不安をよそに七ツ石手前で雨が止み七ツ石で雨具は脱ぐこととなった。避難小屋を出発してすぐに夜が明けた。
夜が明けると共に鳥が鳴きだし、私の体の眠気もなくなった。いつものように生命のエネルギーを感じた瞬間だ。
さて、七ツ石までのピークはまいてまいてまきまくってきたので、七ツ石(6:30着)ではなぜか全員集合写真を撮った。
この時初めてメンチョの意味を知る。(※1)昨年は諸事情によりここで下山となったが、今年は誰もバテていなかったので、バテたら下山しますと宣言していた和名倉さんも雲取を目指すことに・・・。
巨大へリポート、奥多摩小屋(7:25着)を過ぎ8:00に小雲取に着くと背後に富士山がちらちらと姿を現し疲れと虫の攻撃で気持ちが折れそうな私たちを励ましてくれた。ここからはラストスパート。
眼前には雲取避難小屋が見えている。そして無事に7人全員で雲取山山頂に到着することができた!(8:33)
ここまで実に10時間。みんな座り込んであまり立ち動かない。甘い紅茶やカップラーメンなどで糖分と塩分をたくさん摂取し、少しでも体力の回復を目指す。本当に疲れていると紅茶の甘さをあまり感じないことがわかった。
山頂で40分ほど休憩し、バス停のある鴨沢まで4ピッチで下りる。(13:27着)
さすが東京都一高い山とあって鴨沢からは多くの人が登ってきていた。MTBを漕いで登る人もいた。
バスが来る1時間の間おのおのストレッチし残った行動食を食べたりして過ごす。
バスに乗ってから奥多摩駅に着くまでの間は私は意識がなく、そのまま東京へ戻る大人組み4人と別れ
pitagon、BBR、AKIEは近くの三河屋で温泉に入り立川駅の駅中でヤキソバを食べて解散。
翌朝は靴擦れの痛い足で都議選の投票へ向かったのでした・・・。

反省と気づき
@鴨沢のバス時刻表と料金を事前に確認していなかったこと。(バス代610円。土日祝は11,12時台のバスがありません)
Aダブルストック歩行はかなり膝腰への負担が軽減しました。軽いのがお勧めです。(pitagonのは1本185g)
B虫除けスプレーは気分転換にも役立ちます。七ツ石以降の虫については汗拭きシートが有効です。
C三河屋旅館のお風呂。人が少なくて◎。シャンプー、ボディーソープ有。
 観光協会の割引で900円(本来は1000円)。お風呂セット(タオル・歯ブラシ)250円。
※1・・・メンチョ(ウ):面疔。顔の真ん中に出来るオデキ(ニキビ)のこと。
    手で隠れる部位のことをそう呼ぶはネットに載っていませんでした。誰か新情報をつかんだら教えてください。


小雲取山は笹の中

富士は日本一の山

右は埼玉、左は東京

奥多摩駅−六ッ石山肩

六ッ石山肩−鷹ノ巣避難小屋

避難小屋−七つ石山

七つ石山−雲取山

Vistaは小雲取で電池切れ

ブナ坂−鴨沢

途中でoregonも電池切れ