2010.2.6−7 丹沢(主脈縦走)
【コース】ヤビツ峠−塔ノ岳−尊仏山荘(小屋泊)−丹沢山−蛭ヶ岳−黍殻山−東野
【メンバ】K◇、pitagon、Nico
【日時】2010/2/6(土)〜2010/2/7(日)
【天候】両日とも快晴、所により風
中央線から南を見たとき、いつも目に入る山並み。それは丹沢。
昨年3月から、漠然と行きたいと思っていたものの、これまで2回悪天に阻まれた中、3度目の正直で天気にも恵まれ、塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ケ岳の丹沢主脈を歩いてきました。
新潟では26年振りの大雪、東京では、強風が吹き荒れた週末だったようですが、丹沢では快晴に恵まれ風もそれほど強くなく、稜線からは、南は相模湾に伊豆諸島、東は東京に房総、西は富士山に南アルプス、北は奥秩父に奥多摩と、大展望に恵まれました。
また、私は、和名倉山の住人さんからお借りしたGPS、pitagonさんはワカンとハイドレーションシステム、Nicoさんは雪山と小屋泊りと、それぞれ実地で試せた有意義な山行になりました。
記録
2/6(土) 快晴
08:45 秦野駅発蓑毛行バス乗車
路面凍結のため、ヤビツ峠までは運休(\260)
蓑毛〜ヤビツ峠で登山道崩壊の張り紙あるも、通行可とのこと
09:00/09:20 蓑毛
バス停にトイレ有
10:50/11:05 ヤビツ峠
崩落現場はそうと知らされていなければ、気づかないほど
途中から積雪、ヤビツ峠で10cmほど
ヤビツ峠まで作業道が入り乱れ、紛らわしい
11:30 富士見山荘前登山口
想定内ではあったものの、予定より2h遅れで登山口着
13:20/13:50 三ノ塔
二ノ塔、三ノ塔から下りてくる軽装の数組と行き違う
後ろ(東)を振り返ると大山の威容、そして横浜、東京の街並み
左手(南)には相模湾、そして伊豆大島
二ノ塔からは目の前に富士、そして表尾根の稜線
三ノ塔では、展望良いものの、若干風強く、休憩小屋で昼食
Nicoさんは今回購入したバーナーの初点火
アイゼン装着(K◇、pitagonさんは10本、Nicoさんはpitagonさんの6本)
15:00/15:10 政次郎の頭
三ノ塔から先はアップダウンの連続
鎖場あり、笹のトンネルあり、痩せ尾根あり、木道ありとバラエティに富んだ道
エアリアでは危険マークが2ヶ所ほどあるが、特に危険は感じず
いい汗をかいているから、水が本当に美味しい
15:50/16:10 木ノ又小屋
コーヒーが美味しいという噂を聞き立ち寄る。噂に違わず美味しかった(\300)
16:40 塔ノ岳山頂 尊仏山荘
富士、相模湾、関東平野、房総の大展望
小屋には先着20人ほど、1泊2食\6000
小屋でビール(一本\500 K◇、Nicoさんは3本づつ、pitagonさんも1本)
夕食は、カレーでお替り自由、pitagonさん持参の米軍糧食も添えて
夕食後、Nicoさん、pitagonさんは夜景撮影に没頭、K◇はへべれけてダウン
気温は外-11℃、小屋内10℃、暖房に感謝
8時消灯、就寝
2/7(日)快晴
05:30 起床
Nicoさんは、初山小屋であまり眠れなかった模様
06:00 朝食
おでん、お替り自由
06:35 日の出
06:55 尊仏山荘発
アイゼン装着し出発
07:50/08:00 竜ヶ馬場
雪は深いものの(50cm)、トレースはついていて歩き易い。
所々、風強く、顔が痛い
竜ヶ馬場で小休止、pitagonさんのハイドレーション凍結
Nicoさんは目出帽装着
08:25/08:55 丹沢山 みやま山荘
バッチ購入のため立ち寄るが、昨晩食堂で一緒だった単独行氏が先着
私達もコーヒーを注文(\400)し、思わぬ長居
しかし小屋は綺麗でまた料理が美味しいらしく、良い山荘だった
10:00 不動の峰
丹沢山〜蛭ヶ岳の間は、今回の山行のハイライト。
行く手には富士、南アルプス
後ろには光り輝く相模湾を背景にこれまで歩いてきた道
来て良かった〜
標高が高くなったからか、雪も深くなってきたので
K◇とpitagonは、途中から練習としてワカン装着
10:35 鬼ヶ岩
檜洞丸から西丹沢へ向かっていた、単独行2人のうち1人はここで引き返す
11:20/12:15 蛭ヶ岳山荘
昼食、休憩料\200ということで、ならばとコーヒーを注文(\500)
疲れが出てきたか、ノンビリと長居
蛭ヶ岳からは、八ヶ岳、奥秩父、奥多摩の大展望
昼食後、相模湾、丹沢山〜塔ノ岳の眺望に別れを告げ標高を下げる
山荘の主人に聞かされていたものの、蛭ヶ岳から先は踏み跡が薄かった
また、山行も後半、北側斜面、ブナ林で視界も悪く、総じてテンションダウン
14:30/14:50 姫次
今回の山行で幾多と続いたアップダウン、その最後の登り
紅茶を沸かして小休止
八丁坂の頭からの尾根沿い、沢沿い、平丸分岐からの尾根沿い、
どの道で下山するか迷うが、沢沿いにはしっかりトレースがついているという
情報を得て、八丁坂の頭から、沢沿いで下りることに。
16:00
林道に到着。
帰り際の猟師の方々と行き違う。
数頭仕留めた後だったからか、目が殺気だっていて少し怖かった。
17:10 東野バス停
1hちょっとでも林道歩きは、やはり疲れる。
バス停に単独行氏2人がいたが、グテグテに疲れ果てた様子。
バスに乗ってやまなみ温泉に行くか迷うが、
もう30分歩いていやしの湯に行くことに決定。
17:45/19:40 いやしの湯
3h、600円。大風呂に露天風呂、サウナも完備された綺麗なスパで、体を癒す。
お風呂を上がったら…、食堂でご飯ともちろん、ビール♪
NicoさんとK◇はジョッキで足らず、500ml缶も頂きました。
19:40に予約していたタクシーで藤野まで(\3600)
20:16 藤野
藤野からは、東京行の快速に乗って、乗継ぎなく帰りました。
この日猛烈な冬型で太平洋側でも烈風吹きすさぶ。樹林帯は積雪1m位か。
丹沢山山頂。山名表示板の下は富士山!
蛭ヶ岳山頂。覆面してるのは誰じゃ?富士の左は愛鷹山?
どうよ!丹沢とは思えないでしょ。今日は強風で雲や霞も飛び、南アルプスまで良く見えた。