2011.5.6夜−5.7 二王子岳

【ルート】二王子神社−一王子避難小屋−定高山−油こぼし坂−二王子岳山頂(往復)
【日 程】2011.5.6夜発−5.7(日帰り)
【メンバ】ikechanさん、ハヤブサさん、和名倉山の住人(記)
【天 気】曇りのち晴れ(稜線は風強し)
【報 告】
 2011/5/6 20時三鷹北口のレンタカー屋を出発。カーナビの素晴らしさを実感しつつ、5/7 1時半過ぎに二王子神社への林道入口着。ここから真っ暗な林道を慎重に進み、2時頃神社前に到着。ここでテントを張り、翌朝6:14に登山開始。

 右に小川が流れている横を進み、2つの尾根の間の谷間へ出ると、すぐに急登が始まる。
 大きな岩の少し手前から残雪が現われるが、まだ、泥泥の道を行く。左右には藪椿、さらに登るとイワウチワが現われ、一しきり急な登りを越えると、一王子避難小屋へ出る。(7:17)手前に一王子神社の石の祠があった。
 ここからは雪の上を行き、定高山(8:17)の積雪を示す目盛の書かれた電信柱に到着。1.3m位の積雪だった。ここから、油こぼし坂を含む3か所程の急登を登り、また途中には高さ3m以上の大きな雪庇、セラックを右手に見ながら登った。一王子避難小屋の先からは、左後方に日本海が望め、東新潟火力発電所だろうか、3本の塔のような煙突が見える。また、田植えの始まった水田には、水が張られ、水の都のように見える。

 途中で本日最初の下山者とすれ違う。随分と早いなと思い、尋ねると、風が強いので山頂まで行かずに引き返して来たとの事。地元の方で、今年3回も登られているとの事だったが、地元の方は、長靴で、アイゼンなど着けずにスイスイ登ってしまうのが、驚きだ。長靴じゃキックステップも難しいだろうに。

 7合目の標識の手前の斜面が結構な急登だったが、これを過ぎると、右手に南側の山なみが見られるようになり、山頂手前のかまぼこ型の避難小屋とその右手にアンテナのポールが見える様になると、もう山頂までは20分程で着く。

 小屋の前は夏道が出ているので、アイゼンを着けている場合は、右手(東側)の雪面を廻り込んで、青春の鐘の下で、笹藪の中に付けられた山頂へ登る踏み跡を登ると良い。9:56二王子山頂着。山頂からは、目の前に飯豊連山が大きく見える。右手の飯豊本山、大日岳は、雲が掛かっていた。左には朝日連峰と鳥海山だろうか。ここで、スマホで写真を撮って掲示板にUpしようとしたが、日中のため、液晶画面が全く見えず足元しか写っていなかった。また、docomo FOMA網なのにスマホでは圏外になって繋がらなかった。

 下山は、小屋の下の雪面でアイゼンを付け、10:28下山開始。私は、アイゼンに雪が付いて高下駄状態になるので、アイゼンは着けずに下る。下りはグングン下りて、2時間半掛からずに、12:45に神社についた。出発時には、車が4台しかなかったが、今は、神社前は満車状態だった。やはり人気の山なのだろう。地元に日帰りできるこんな雪山があるなんて、裏山しい。

 帰りは、車の機動性を活かして、県道202の途中、川東小学校の先で、県道60号線へ左折して、新発田城カントリークラブの横にある、城山温泉に入って汗を流した。入浴料700円。平成元年に掘られた新しい温泉だった。帰りも全く地図は見ずに、カーナビ頼りで帰って来たが、関越トンネルを抜けると、濃霧で、ワイパーを動かす程。やがて雨も本降りになって来た。今日の天気予報では、新潟県も晴れのち雨だったが、山行中も、帰り道もずっと晴れていたが、関東地方に入った途端、雨になった。

 練馬ICを19時過ぎに降りて、19:45にレンタカーを返却できたので、24時間目一杯乗って、走行距離も720km、ガソリン代、高速代も含め、3人乗車で、一人あたり 5,400円で行ってこられた。帰路ずっと運転されていたikechanさん、お疲れ様でした。

登山口の二王子神社はかなり立派な社殿。枝垂れ桜が見頃だった。

ヤブツバキとイワウチワ



水田には水が張られ、田植えも終わっている。
青春の鐘

左のえぶり差岳から続く飯豊連山

飯豊本山と大日岳は雲の中

右は、海岸線沿いの東新潟火力発電所

山頂付近の雪原

下山は速い速い

赤:garmin Dakota20 黄:android IDEOS(FUSIONideos) 山旅ロガーによる軌跡

スマホ(android)の山旅ロガーのログが、約1分間隔で、427点。
一方、garmin Dakota20は、一王子避難小屋の下で標高差170m位が、軌跡が脱落して2分割されてしまい、その合計でも、2163点が記録された。軌跡は、ほぼ一緒で、山旅ロガーの素晴らしさを実感。

Dakotaはザックの天蓋から15cm位の紐でぶら下げていたので、ふらふら移動していて、3Dコンパスが、かえってあだとなったのだろうか?androidはザックの天蓋の中に入れていて、携帯用のソフトケースと、雨避けにレジ袋で包んでいた。ふらふら動かなかった分は、多少有利だったかも知れない。