2012.02.18 栂池雪洞のハズが

【日 程】2012.2.18
【山 域】白馬栂池
【メンバ】D-toshi、M24、ニンニン、首里、巴、RiverSide、和名倉山の住人
 車2台と電車+バス組に分かれ、白馬栂池で集合。ゴンドラeve(片道1360円/往復2500円)で栂の森へ上る。林間コースの途中の沢の手前で左へ。ここからラッセルをして、目の前の斜面を登る。尾根の上は雪庇になっていて、すぐ下は、林道のように平らな所があり、例年ここに雪洞を掘っている。下記2万5千図の4倍拡大図で見ても、2012年=赤(下山路)、2011年=青、2010年=緑と、全く同じ場所なのが判るだろう。

 まずは、表層に20cm位新雪が乗っているので、D-toshiさんが、スキーで踏んで表層の雪を落とすと、きれいに弱層から雪崩れ落ちた。雪洞入口の上の雪も、張り出していると危険なので垂直に削りとるが、先程、落とした表層の下にも、もう1層、層があり、3層構造になっていたことがわかる。一番下の層は氷化してザラメ状の雪で掘るには少し硬そうだが、ここに掘りたい。

 また、手前側にぱっくりクレパスが開いていて、この手前の雪を掻いてから掘り始める。まずは横穴を掘り始めたが、1mも掘ると土が見えてしまった。例年なら2-3m位は掘れるのだが、今年は奥行きが半分以下だ。これでは雪洞は無理なので、入口を横に移動して、3m位隣りを掘るがこちらも笹が見えて来て奥行きが無い。

 仕方ないので、上の雪を落としてクレパスの上を埋めて、掘ろうと思ったが、これまで結構時間が掛かり、もう17時、すぐに日が暮れてしまう。例年、雪洞掘りには3時間は掛かるが、この時点で全く掘れていないので、あきらめて下山を決定。日が暮れる前にスキー場のコースへ戻るため、すぐに撤収して下山開始。誰もいないスキー場を下りる事にした。

 ヘッ電を点けて、スキー、スノボ3名、歩き組4名で下り出す。圧雪されたスキー場は歩き易い。私はワカンだったが、中級者斜面の急な所では、ワカンを横向きにしないと、ワカンの歯が効かない。ゴンドラ中間駅からは、ナイター営業のスキー場を、スキーヤー、ボーダーに気をつけながら下り、ゴンドラeveが20分で登った所を、2時間以上掛けて下った。

 今回は雪洞と言う事でテントは無いので、スキー宿を電話で予約して、(よく、19時過ぎに7名も宿が予約できたものだ!ありがたい!!)白馬八方エコーランドの宿へ車で移動して、宿で鍋を自炊した。

掘った場所は例年同じ
赤:2012.2.18(今回)/青:2011.2.19(昨年)/緑:2010.2.20(一昨年)


歩いて下りたルート