2010.7.27 ポリュックス練習登山

【日 程】2010.7.27
【コース】クラインマッターホルンーブライトホルンの南面をトラバースしてPollux南面より往復
【メンバ】BBR、和名倉山の住人、ikechan、ガイド2名(セバスチャン、クリスチャン)
 今日からガイドが1名増え、若いクリスチャンが加わった。昨日と同じに、クラインマッターホルンから歩き出し、ブライトホルンの登山者と分かれて、南面の巻き道を行く。と言っても氷河の上部なので雪の斜面のトラバースで、時折、クレパスを渡りながら進む。途中ガスが出て結構寒かったが、すぐに強風でガスは晴れ、カストールが行く手に見えて来る手前の左手がpolluxだ。
 最初は岩場だが、ガレていて、ガイドが落石を発生させてしまい、正規ルートへ出るまでは皆慎重に進んだ。ガレ場を過ぎると岩場になり、セバスチャンと私が1:1、クリスチャンとIkechan、BBRさんが1:2でザイルに繋がり登る。途中にマッターホルンと同じような太いフィックスロープがあり、ここでロシア隊らしきパーティが詰まっていたら、セバスチャンが隣のクラックに張られたもう1本のフィックスを使って先行し、次々に登らせたので、結果的に我々が先行してしまった。岩場を登ると、雪稜になり、ナイフリッジを登ると山頂だが、ここが風が冷たかった。
 山頂でしばし休んで、景色を楽しんだ後、下山開始。フィックスロープの所は、帰りは懸垂(ロワーダウン)で下ろされた。しかしガイドの座って座ってと言う意味が判らず、何度かやり取りしている内に懸垂下降の姿勢(ロワーダウン)のことだと判り、日本語では、懸垂というんだよと、教えて上げたら、下山後に、8/2のMatterの現地ガイドにQensuiと伝えていた。その他、右、左も日本語を他のガイドに教えようとしていたが、そこは、英語で言ってもらった方が、返って良くわかるので、英語で良いと伝える。
 polluxから下山後、雪のトラバースでクラインマッターホルンまで戻るのが、えらく長く、また、休憩も1回しか取らなかったので、かなり疲れた。


黄緑色:Garmin Dakota20 トラック
赤色:前日のブライトホルンのトラック


この日のマッターはものすごい雪煙で、ガイドがまるでバーベキューみたいですねと言っていた。

カストールをバックに岩場を登る。