登山計画書(山行計画書)

◆山行計画書は、必ず書きましょう。
◆書いたら、To:で、1)安全担当、2)山部会長、Cc:で、3)山岳部長、4)山岳部総務へ。
◆また、部外でも、下記へ提出しましょう。
 1)所轄の警察署へ事前に郵送(FAXで受付けている警察もあります)。
 2)山行時にコピーを数部持参し、登山口にある計画書を入れるポストへ投函。
 3)同コピーを持参し、夏やGWなどに登山口の駅などにいる登山指導員に手渡し。
   例)正月の上高地は釜トンネル入口、GWの燕岳は穂高駅に登山指導員の方が居ました。
     下山時に同じ駅に戻った場合は、大きく『無事下山しました』と書いて、指導員に再提出。
◆当然 参加メンバー全員へも、事前に配布の事。

◆どこまで書けば良いか。
  1)例えば、『陣馬山に行く』と一言告げて出かけた おじいさんが帰宅しないと行った時、どこを捜索しますか。
   一般的には和田峠から陣馬山頂へ至るコースでしょうか。
  2)では、『陣馬、景信へ行く』と言った場合は、どうでしょう。
   少なくとも、陣馬山−明王峠−堂所山(巻き道か?)−景信山は判ります。
   しかし、陣馬へどこから登るのか、景信から東南の尾根を直接小仏バス停へ下るのか、
   あるいは、一旦南下し、小仏峠経由で小仏バス停へ下るのか、まだまだ不明点がある。
  3)『小仏BS-南東尾根-景信山-堂所山(巻き道)-明王峠-陣馬山-栃谷尾根-栃谷-藤野駅
   と書いてあれば、どこを歩くかが、第三者にも明確に伝わるでしょう。

◆記入する項目は、
  日程、山域、コース、入山地、下山地、概念図、メンバー表*、交通、集合場所と時間、緊急連絡先
  エスケープルート、雨天時中止か決行か、日出/日入時刻
  共同装備表、個人装備表、共同食料表

  *メンバー表は、CL(チーフリーダ)、SL(サブリーダ)、各担当{装備、食料、渉外等}を明記。
   氏名、住所(都道府県から略さず記入)、電話番号(携帯、自宅、緊急連絡先(在宅の家族等))
   年齢(生年月日が良い)、血液型、現役部員は職場名
  入山地にある鍵の掛かっていないポストに出す時は、個人情報保護の観点から、
  CL以外のメンバーは、名前のみとし、電話番号、住所などは消した用紙を用意して行くと良い。

山行報告書

◆報告書は必ず書きましょう。
 ・行っていない人に状況が伝わるように。
 ・何年後かに読んで思い出すため。次回、行く時の参考のため。
◆日程(年も省略せず)、山域、コース、参加メンバー、天気
  冬山の場合は気温、雪山の場合は積雪量等も記入。
◆電車利用か車利用か、登山口までの交通手段と時刻。タクシー代金。
  車の場合は、駐車場所の情報。
◆登山口(歩き出し)時刻、下山時刻、山頂や主だった通過地点の時刻。
◆登山道ルートの状況。
 ・危険な箇所(岩場、雪渓、渡渉、ヤブ)
 ・携帯電話が通じるかどうか。圏外、圏内
◆山小屋利用時には、小屋代金、小屋の食事内容。トイレなどの情報。
◆見かけた花や動物、自然現象(黄砂、虹、春一番、ブロッケン)
◆下山後に寄った温泉の料金。食堂などの情報等。
◆書いたら、所属山岳会に提出。